伝説的デザイナー、"BRUCE KILGORE(ブルース・キルゴア)"が考案した「機械的なクッショニングをランニングシューズに搭載する」という斬新なアイデア。それを形にした"NIKE(ナイキ)"の"SHOX(ショックス)"は、円柱状のコラムが生み出す独特の反発力と未来的なルックスで、2000年代初頭のスニーカーシーンに衝撃を与えた。2004年、その"SHOX"とナイキのもう一つの象徴"ビジブルエア"を融合させるという、大胆な試みから生まれたハイブリッドモデル"SHOX RIDE 2(ショックス ライド 2)"が登場。Y2Kテックランニング回帰の潮流の中で、その異質な存在感は再評価されている。シーンの起爆剤となったのは、2022年の"SUPREME(シュプリーム)"とのコラボレーション。これにより、往年のファンだけでなく、新たな世代をも巻き込み、その名を知らしめた。近年では、アウトドア仕様やダメージ加工、ヴィンテージドレスシューズ風など、多彩なアレンジが加えられており、そのデザインポテンシャルの高さを示し続けている。
最新作は、その独創的なシルエットを、見る角度によって色合いが揺らぐイリディセント素材で構築。オリーブからゴールドへと妖しく変化する"OLIVE FLAK"カラーが、アッパー全体に強烈な個性を与えている。その輝きを際立たせるように、ミッドソールとアイコニックなサスペンションユニットは重厚なブラックで統一。ヒールプルには"SHOX"ロゴのパッチを配置し、Y2Kの雰囲気を色濃く残している。
海外では2025年秋にナイキ取扱店にて発売予定。価格は$190。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。